ひげバリカンの使い方
ここでは、ヒゲバリカンのロゼンスター ヒゲトリマーの上手な使い方を説明していきます。
(ちょっと前まではアイビルエレガントメンズグルーマーを使っての説明をしていましたが、メンズグルーマーが廃番となりましたので新しく探しました。)
ヒゲは、髪の毛よりも伸びる率が多いのでよく伸びます。なので、マメなカットが必要になります。
頭の髪は1ヶ月1センチ〜1.5センチくらい伸びますが、ヒゲは1.5センチ〜2センチくらい良く伸びます。
今回モデルとして、友人Kくんにお願いしました。ご協力ありがとうございました。
また、追加モデルとしてお客さんのTくんに協力してもらいました。ありがとうございました。
カットする前に
まず刃の長さ設定ですが、刃の長さは3〜8ミリでお好みに調整してください。
ヒゲが密集しているなら3ミリ、そんなに密集していないなら5〜6ミリくらいがいいでしょうか。
バリカンの運行速度は、ゆっくり確実に動かしてください。そして、刃をしっかり皮膚に当てるといいです。それを心がけてください。
また、ヒゲバリカンでカットする前に、櫛である程度ヒゲを梳かしておくといいでしょう。ヒゲがあっちこっち向いていると均一にカットできない時があるので、できるだけ梳かしておきましょう。
蒸しタオルで温めなくても問題なくカットできますが、濡らしすぎるとバリガンの故障の原因にもなりますので、乾いた状態でのカットをおすすめします。また、このヒゲバリカンそんなに力が強くないので、急いで運行すると、ヒゲに引っかかってちょっと痛いです。そういうときは、ゆっくり確実に運行しましょう。
運行方向
図1 Kくんカット前と運行方向
図2 Tくんカット前
運行方向は、図1のようにヒゲの生え方に逆らうように下から上にカットしていきます。どちらかというと、T字カミソリの感覚でカットしていくといいでしょう。
図2もカット前の状態です。
また、バリカンの刃はしっかり肌に当てた方がいいです。当たり前といえば当たり前ですが、刃先が浮いてると設定した長さどおりにきれいにカットできません。
図3 刃先
図4
図3の刃先だけ肌に密着させるのではなく、図4や図5のように、バリカンの肌当て面をしっかり肌につけて下から上にカットしましょう。
また、多量にヒゲをカットする場合、毛クズが溜まりやすくなり、カットしづらくなりますので、そのつど捨ててください。図7
図5
図6 肌当て面を密着させましょう
図7 アタッチメントを伸ばした状態
気をつけるところ
気をつけるところは、刃の角度です。肌に沿ってというのはわかると思いますが、肌に密着するようにです。 図4や図5のとおりに。
あと、どうしてもカットしにくいところとして、口周り、口角、のど元、えらの裏、もみあげ、またヒゲが渦をまいて生えている方もあるので渦に沿って運行しましょう。
図8、9、10の写真は、前に使ってたヒゲバリカンでの説明写真です。おおむね、バリカンの扱い方はいっしょですので、過去の写真ですが、ちょっとわかりにくくてすみません。
図8 あご付近
図9 口角
鼻下はカットしにくいので、鼻下を伸ばすようにしてカットするといいでしょう。
図10 鼻下付近
図11 Kくんひげカット終了
図12 Tくんヒゲカット終了
ひげカットは終了しましたが、まだカミソリで整えていませんので、無精ひげっぽくなっています。
仕上げカット
当店では、口ヒゲは仕上げにハサミでカットして微調整しますが、なかなか私たちみたいにうまくできないと聞きます。
そういうときは、バリカンのアタッチメントを外し、キワ剃りやうぶ毛剃りをバリカンでするといいでしょう。
ヒゲの形はヒゲの手入れページを参考に。
ただ、アタッチメントを取って行う場合、刃先が直接肌に当たりますので、傷をつけないよう気をつけてください。
ヒゲバリカンのコツ
ヒゲをきれいにカットするコツとして、バリカンの運行角度に気をつけてみましょう。
図9のように、生えている方向に向かって45度くらい角度で入れるといいです。
バリカンの刃で、寝ている髪やヒゲが起きてきますので均一にカットできます。
ヒゲが立って生えている人は問題ないですが、ヒゲが立ってない人はバリカンの進入角度に気をつけてみましょう。
図13 バリカンの運行角度
図14 バリカンでのひげ起こし
ある程度カットできた後は、自分に合ったヒゲの形でカミソリで整えます。
形はヒゲの種類を参考にして、いろいろやってみてください。
図15 仕上がり
図16 仕上がり
図17 Tくん仕上がり
図18
図19