スタイリングについて
スタイリングについて
ここでは、スタイリング剤の基本的な使い方について書いていきたいと思います。
スタイリング剤の種類としては、ワックス、ムース、ジェル、スプレー、クリームなどがあります。
最近は、スタイリング剤としてワックスを使うことがほとんどで、このワックスは、トップを立てた感じや無造作風、束感を出すようになど、自在な形を作るものとして非常に便利なスタイリング剤ですね。
でも、ワックスの使い方がよくわからないという質問が多く、掲示板でもいろいろお答えてしてきました。
- Q、髪が長くて、ワックスつけても、しなっちゃいます!どうしたらよいですか???
- A、スタイリングのポイントは、髪の毛の根元の立ち上がりです。
ドライヤーで根元を立てておくと、ちょっとは違うはずです。ワックスも少量根元につけてみては・・・。立ち上がりの持続のために・・・。
- Q、無造作ヘアの簡単なスタイリング方法、教えてくださいっ!!
- A、とりあえずトップは立たせる、毛先を遊ばせる状態にしときます。
ポイントは根元につける。簡単でやりやすいと思います。〜
などなどありました。
みなさんがこんなに悩んでいるなんて知りませんでした。
早速、マキおすすめな簡単なスタイリング方法を書いていきます。
雑誌等で書いてあることと、当店でやっているやり方を2つ載せていきますのでやりやすいほうでやってみてください。
ナカノワックス アリミノワックス
まず、スタイリング剤の主流になってるワックスについてです。
ワックスの種類として、ソフト、ハード、マット、スプレータイプのワックスなど、たくさんあります。メーカーによっていろいろ種類があるので全種類使ってみるというのは、ちょっとできませんね。ははは無理ムリ。。
当店では、ナカノワックスのスーパーハードとハード、ノーマルの3つをメインに使ってます。
この3つです。
17年になって、アリミノワックスが手に入るようになってこちらも使い分けています。
フリーズ、ソフト、ハードの3つです。
基本的なワックスの使い方
まずは当店のやり方
スタイリングの基本的な流れとして
タオルドライ | → | ドライヤーで 乾かす |
→ | ドライヤーで セット&ブロー |
→ | スタイリング剤 |
になります。
スタイリングのポイントしてベースづくりが肝心です。スタイルの土台づくりですね。
朝時間がなく忙しい人には
前日の夜シャンプー後にドライヤーで乾かし&ハンドブローをし、土台作りをしておきます。
そして朝にブラシを使ってちょっと手直し。そしてスタイリング剤。その方が時間短縮・楽チンでいいかと思います。
1、タオルドライ
しっかり水分を取るように拭き取りましょう。
このタオルドライを怠ると、このあとのドライヤーでの乾かしに時間が掛かり、髪をいためる原因にもなってきます。
2、ドライヤーで乾かす
ヘアースタイルのベース作りの基本になってきますので、ヘアースタイルを考えながら乾かしてみましょう。
まずは、タオルドライの後なので、まだしっとりしています。
ドライヤーで半乾き(50%くらい)になるよう全体を乾かします。
それから、
毛質にもよりますが、根元が立つように起こしながらまた、流れが出やすいように流れる方向を考えながらドライヤーで乾かします。(70%くらい乾いてます)
ここからはハンドブローになりますね。
コツとしてトップならトップ、サイドならサイドとパーツで根元を起こすようにしてみるといいかと思います。
<立たせたい場合>
指で挟んで引っ張りそのままの状態で、ドライヤーを当てます。当てる時間は2〜3秒でその後しっかり冷まします。そして、指を離します。
このあとのドライヤーでセット&ブローでもいえることですが、しっかり冷ますというのがポイントです。温めたらしっかり冷ましましょう。
<浮かせたい場合>
立たせるときほどは髪を起こさなくてもいいです。
下から上へドライヤーを当てます。ドライヤーの風で浮かすようにします。
<抑えたい場合>
基本的にドライヤーを上から下に向って当てます。サイドが立つ人が多いですが、そういう人にはドライヤーで乾かし温めた状態で手を当てる感じで抑えます。
<流したい場合>
流したい方向へ梳かしながら乾かします。
また、流す方向づけは立たせたい場合と似てます。指で挟んで流したい方向へ引っ張りながら方向付けしましょう。冷ましもしっかり。
私自身のやり方では、シャンプー後、乾かす時に下を向いて乾かします。そうすると、髪の根元が起きてます。右の絵がそうです。→
前日に根元を立たせておいて、朝になったらちょうどいい具合になってます。
私の場合はどちらかというと軟毛になります。、トップを軽く浮かせるくらいでトップ横をしっかり起こすように乾かします。サイドは左は自然に右は気持ち後ろに引っ張りながら乾かします。襟足はしっかり乾燥するように乾かします。
生えクセによって乾かし方を考えてます。
<おまけ>
雑誌等には、タオルドライ後ソフトワックスをうすくつけてドライヤーで乾かす・・・などと書いてあるのもありますが、時間があったらやってみてください。
まあ、大体の人が朝セットするわけだから、時間がない人がほとんどですね。なので、時間がない人のドライヤーのセットというのはむずかしいので、前日にシャンプーした時にちゃんとドライヤーを使って根元を起こす乾かし方をしておくのがおすすめ。。
剛毛の人はボリュームを抑えれるように上から下にドライヤーを当てるようにしましょう。
3、ドライヤーでセット&ブロー
ここではブラシを使ってのセット&ブローです。
最近のスタイルは、2のドライヤーの乾かしがしっかりできていればそれほどブラシを使う必要はありません。それでも、朝の手直し等でちょいちょいと直すくらいは使いましょう。
また、クセ毛の人にはここでロールブラシやアイロンを使ってのセットもかかせません。ですが、やりすぎは髪が傷みます。あまりやり過ぎないようにしましょう。
理屈はドライヤーでの乾かしと同じです。
ブラシでスタイルをつくり、ドライヤーを当て、そして冷ます。その後ブラシを外します。しっかり冷ますと一発でスタイルが決まります。何回もやっていると髪が傷むし髪の水分が飛んでしまってセットしずらくなります。一発で決めれるよう練習しましょう。。
4、スタイリング剤
最近多いのは無造作感・毛束感を出す・立たせるスタイルです。
まずは、
ワックスを小指の頭くらいとって、手のひらで伸ばします。そのとき指先と指の間にもつけておいてください。
指先についたワックスで立たせたいところ・ボリュームを出したいところの根元・地肌にガシガシとつけます。(根元の立ち上がりをつけるため)
指の横につけたワックスで髪の根元から指で挟んで引っ張ります。それによって方向づけをしてください。立たせるとか流したい方向に流すとか、だいたいでいいのでやってみてください。バックはおろそかになりがちなのでちゃんとやってくださいね。
それから、手に平に残ったワックスを指の腹につけて、毛先をつまんで束感をだします。つくりすぎないようにアバウトでいいです。やりすぎると無造作感がなくなっちゃうからね。
最後にコームを使います。
コームの端でピンピン毛先の流れの微調整。。指のやるのもいいですがちょっとむずかしいので、コームでやったほうが簡単です。
これでほぼ完成です。
あと、ワックスがハードでも一日持たせるのは難しいですね。半日くらいたつとへにゃとなってしまいます。そんなときは、スプレー、ミスト等で固めるといいです。(ただ、やりすぎると指が通らなくなっちゃうよ)
また、クセ毛の人はワックスをつけると毛先がくるりんとなってしまいます。なので、そういう人は前髪にはつけないようにして、トップ、サイドにつけた方がいいですね。
どうしても、毛先をピンとさせたいなら、スプレーをふって固まる前に指でつまんで、そのまま固定するまで乾かしてみてください。
ここまでが当店のやり方です。
こちらは雑誌に書いてあるのをまとめました。
無造作感を出す
少量のハードワックスを根元中心につけるのがポイント。
根元をわしづかみするように、ワックスをもみこんで全体のボリュームをアップさせる。トップとバックがつぶれがちなので要注意。
全体にワックスをなじませたら、指に残ったワックスで毛先をねじりながらバランスよく散らす。
毛束感をつける
スタイリング剤はハード系がいいですね。ジェルなど
乾いた髪に下から上へ根元から毛先までなじませます。
トップから毛束をつまみながら作っていきます。
トップの毛束を作ったら、サイド。ほぼ真横に引っ張りながらシャープ感をだします。えり足は正面から見たときに見えるように毛束を前方へ引っ張りながらねじります。バックもところどころ適当になじませる。
立てる
最初にドライヤーで髪を立てておく、起こしておくセットをします。
ハードワックスかハードジェルを使います。指で根元を起こすように立ち上げます。
指を髪の根元に入れ、握りこむように立ち上げる。根元を起こすような感じで。
ポイントごとに毛先をつまみます。スタイリングのポイントは、髪の毛の根元の立ち上がりです。
ドライヤーで根元を立てておくと、ちょっとは違うはずです。ワックスも少量根元につけてみては・・・。立ち上がりの持続のために・・・。
散らす
使うスタイリング剤はソフト系。
毛先をとがらせるのがポイントです。指先で毛先をていねいにつまんでください.。
ドライヤーでまず乾かします。ワックスを手のひらでうすくのばします。髪の内側に手を入れ、髪をかきあげるようにムラなくていねいに。
指先にサイドワックスをとって、毛先をつまんでねじる。毛先をとがらせるように。
あとは、このスタイルをキープするならスプレーを下側から吹きかけてできあがり。
まあ、こんなところです。ご参考までに。