東洋医学の方法の一つ。生体を流れる気・血・水をスムーズに流れるよう整えることが目標になっています。 発祥は、太古の人々が、痛いところを撫で、熱が出たら冷やしたり、さすったりしているあいだに特に効果のある位置をツボとし、その流れが経絡になったと考えられています。


最近では、イタリアの山中で見つかったアイスマン(約5000年前のミイラ)の体にツボの位置に刺青があったと話題になりました。
それから約3000年過ぎ、鍼灸治療の足あとは、紀元前後の漢(中国)の時代、医書の中に一部分が発見されています。
日本には、聖徳太子の時代に初めて伝えられ、素問・霊枢・難経を中心に、日本人や時代に適応するように変化しながらも脈々と伝えられ施術されてきました。


1300年以上の間、日本で鍼灸が続いてきたのは何故でしょうか。 それは、体にある生気の流れ、経絡のひずみを元の状態に戻すことで、体の本来持っている自然治癒力を引き出すからです。
元の状態に戻すことは難しい症状もあります。しかしそんな時でも、生活の質を上げられることもあります。
現在では、心身のつらさを軽減する一助として、世界で活用を模索されています。
(WHO・世界鍼灸学会連合等)

この間に沢山の体の悩みをご相談いただき、一緒に健康について考えることが出来ました。

振り返って見ると、開業当時と現在の大きい違いは、
東洋医学の特徴は、養生と治療の両方に対し健康を守る助けが出来ることです。 経絡治療の対応する症状は広く、様々なご相談に対応できるかと思っております。

一度体調を崩された後や手術後などで体調の戻りが悪くなっている方、ストレスや疲労の影響で心身が知らない間に辛くなっている方がいらっしゃいます。
スピーディな治療、本当はこんなに体は軽かったのか。と、心身の健康を考えるきっかけとしていただける治療を目標にしたいと思っております。
もちろん、どの症状も経絡整えることだけではなく、食事(医食同元)や、休養、運動など、幾通りかの複合した結果、更に効果は高まります。

当院では、患者さんの症状に合わせた治療を行ないながら、自分にあった養生法も必要に応じ、紹介させていただきます。